2003年8月21日(木)開催
第78回いろりばた会議録


文責:いろりばた会議事務局

〈目次〉
イラク反戦と劣化ウラン……山崎久隆さん
話題提供・報告など


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イラク反戦と劣化ウラン
山崎久隆さん(たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)

最近イラクで発症している謎の肺炎

 アメリカのミズーリ州出身の20歳の兵士が原因不明の肺炎で亡くなっている。7月に肺炎を発症して、原因が分からないということでドイツのハンブルグに搬送された。その段階ですでに意識混濁が起きるほど重症だった。肺に体液が溜まり炎症を起こして衰弱していて、「肝臓、腎臓、筋肉の不全」で昏睡状態のまま亡くなった。BBCによれば、すでに100名以上が「謎の肺炎」に罹っていて、そのうち2名が死亡し5名が重体であるということだ。イスラムオンラインネット&通信社の報道では「バグダッド空港周辺の兵士の間で」と書かれている。更に肺炎だけではなくて、謎の発熱、かゆみ、皮膚にできる傷や茶褐色の斑点といったものが複雑に絡んでいる状態だ。元アメリカ陸軍の劣化ウラン弾汚染除去チームのトップだったダグラス・ロッキーは、この100名の症状というのはまさしく湾岸戦争症候群であるというふうに言っている。
 今回の報道に出てくるような肺炎症例はじつはイラクだけではなく、アフガンでは「アフガン症候群」、ボスニア・ヘルツェゴビナ及びコソボでは「バルカン症候群」と呼ばれる同様の病が大量に出ている。この4つの地域で唯一共通する事象は劣化ウラン弾だけだ。
 同報道では、「NATOの専門家は、バグダッド空港を防衛するために配備された共和国防衛隊に対して使われた、B2爆撃機の誘導爆弾による強力な放射線に被曝した結果と信じている」と報じている。
 アメリカの軍事情報筋は、米軍が際限なくイラクに残留することが発表された後でこんなことを言えば、部隊にパニックと怒りの波が広がって米軍はガタガタになってしまうというわけで、これを隠している。

金属毒性と放射線の相乗作用

 劣化ウランは金属毒性(化学毒性)も持っている。鉛に近い。放射能と金属毒性の相乗効果をアメリカで研究していて、予備的論文では放射線の影響と考えられる値の5倍ほど影響が大きいという結果が出ている。アメリカの多くの科学者は、説明の付かない染色体の破壊から相乗効果を考えていた。

人口密集地帯の近くで使われた

 風に乗ったウラニウムが被害を出すまでは時間的スパンが考えられるが、今回のイラク戦争は人口密集地帯の近くで使われている。グラフの立ち上がりが前よりも早くなる危険性がある。2008年くらいにピークが出て、そのピークがどこまで行くのか想像が付かないとイラクの医者は言って帰っていった。

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資料紹介・話題提供
柳田さん(たんぽぽ舎)

 9月1日は関東大震災の日。東海地震で一番危ない浜岡原発の事が一切報道されない。東海地震の提唱者・石橋克彦氏が浜岡原発震災に警鐘▼東電の「停電危機」キャンペーンその後。「原発なしで暮らせます」が証明された。

8月6日の広島の報告
今井さん(いろりばた会議)、下原さん(エコアクション21)

 峠三吉展でJCO作業員の被曝写真が展示されていて改めて衝撃を受けた(今井)。原爆ドーム周辺で劣化ウラン廃絶の署名があっという間に集まった。広島市の平和推進部を訪ねたが、職員にまで平和の意識が浸透していると感じた(下原)。

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